IUとパク・ミニョン、どちらが上ではない——18年韓ドラ歴が語る2人の違い

IUとパク・ミニョン、どちらが上ではない——18年韓ドラ歴が語る2人の違い

向かって左にパク・ミニョン(ピンク)、右にIU(グリーン)のイラストを配したワインレッドの背景の「IUとパク・ミニョン、どちらが上ではない|18年韓ドラ歴が語る2人の違い」の記事アイキャッチ画像


正直に言う。


「IU vs パク・ミニョン、明暗分かれたふたり」という記事を読んで、違和感があった。


批判したいわけじゃない。数字は事実だし、IUが今勢いがあるのも間違いない。


でも読み終わったとき、何かが引っかかった。


視聴率という数字だけで「女王交代」と結論づけることへの違和感だ。


18年、韓国ドラマを見続けてきた。


その経験から言わせてもらうと、この2人を「どちらが上か」という構図で語ること自体が、そもそもおかしいと思っている。


IUとパク・ミニョンは、タイプが違う女優だ。


比べるものじゃない。




🍀そもそも土俵が同じではない


記事が並べていた数字を改めて見てみる。


パク・ミニョンの直近5作品の最高視聴率は、7.8%・4.0%・12.0%・1.8%・5.5%。


確かに振れ幅が大きい。


でもここで一つ重要なことが抜けている。


放送局と枠が全然違うのだ。


IUの代表作「プロデューサー」はKBS地上波で17.7%、「麗〈レイ〉」はSBSで11.3%——


地上波やtvNという視聴率が出やすい枠での数字だ。


一方パク・ミニョンの最近の作品はENA・配信系オリジナルなど、視聴率が出にくい枠が増えている。


その中でENAというケーブル局で「私の夫と結婚して」が12.0%を出したのは、地上波の20%級に匹敵するインパクトだという見方もある。


同じ「%」でも重みが全然違う。


それを同じ土俵で比べて「振れ幅が大きい」と結論づけるのは、少し乱暴ではないかと思っている。


🎀パク・ミニョンという女優——ラブコメの職人芸


パク・ミニョンを「ラブコメの女王」と呼ぶのは簡単だ。


でもその言葉は、彼女の本当の凄さを半分しか伝えていないと思っている。


「キム秘書はいったい、なぜ?」での完璧秘書キム・ミソを見てほしい。


ナルシストな副会長への冷静なツッコミ、心の声が漏れたときに一瞬見せる「素が出る顔」——


そのテンポの良さと絶妙なコメディセンスは、パク・ミニョンにしかできない芸当だ。


パク・ソジュンとのケミが最高と言われるのも、彼女がどんな相手ともケミを生み出せる職人だからだと思っている。


「気象庁の人々」ではさらに違う顔を見せた。


職場では上司として冷静、でも恋愛では不器用な女性——その二面性をリアルに演じ分けた。


特に印象的だったのは、言葉よりも沈黙や視線の動きで気持ちの揺れを伝える演技だ。


実はこれ、IUの演技スタイルと根っこが似ている。


でも表現の仕方が全然違う。


IUは「静かな内側から滲み出る」タイプ。


パク・ミニョンは「外に向かって弾ける」タイプ。


どちらが上ではなく、どちらも一流の表現だと思っている。



🌙IUという女優——世界観ごと売る表現者


IUの演技を一言で表すなら「内側から滲み出る」だと思っている。


パク・ミニョンが「外に向かって弾ける」タイプなら、IUは真逆だ。


大きな泣きや怒りより、沈黙・目線・声のトーンで感情を積み上げていく。


「マイ・ディア・ミスター」のジアンがその極点だった。


そしてIUには歌手としての世界観がそのまま女優業に滲み出ている。


「Through the Night」や「Knees」のような影のある楽曲を書く人間が、ジアンやマンウォルを演じる——


その一貫性が「IUブランド」を作っている。


パク・ミニョンが「どんな役でも視聴者ニーズを形にする職人」なら、


IUは「自分の世界観ごと作品に持ち込む表現者」だ。


どちらが優れているかではない。目指しているものが根本的に違う。


IUという女優の魅力についてはこちらで詳しく語っています→


🌼2人は比べるものではない——タイプが違う女優だから


改めて整理してみる。


視聴率の数字だけを並べれば、確かにIUの方が安定して高く見える。


でもそれは放送局や枠の違いを無視した比較だ。


パク・ミニョンがケーブルENAで12.0%を出したことの重みは、地上波の数字と同列には語れない。


そして何より、この2人はそもそも目指しているものが違う。


IUは「自分の世界観ごと作品に持ち込む表現者」


パク・ミニョンは「視聴者が見たいものを的確に形にする職人」


どちらが上でも下でもない。ただタイプが違う。


「ラブコメ女王の交代」という言葉は、キャッチーで面白い。


でも18年韓国ドラマを見てきた私には、少し乱暴な結論に見える。


IUが「21世紀の大君夫人」でラブコメにも通用することは、きっと証明するだろう。


でもそれは「パク・ミニョンを超えた」ということではなく「IUがまた新しい領域に踏み込んだ」ということだと思っている。


2人とも、それぞれの土俵で一流だ。


どちらが好きかはあなた次第。でも両方見てほしい。


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韓ドラ好きブロガーyayaのプロフィール

この記事を書いた人

yaya|韓国ドラマ歴18年。「冬ソナ」がきっかけで韓国のドラマ・文化に魅了され、今ではOSTや俳優情報まで幅広く発信中。プロフィールを詳しく見る

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